建設業許可の更新において、意外と見落とされがちな点があります。
それは、取締役の任期。
社長さんが設立した株式会社でしかも株主でもある場合、社長さんとしては、自分と会社はいうなれば”一心同体”と思い込みがちで任期があるなんて考えたこともない、という人が多いです。
取締役の任期は最長で10年。
ただし、会社によって異なりますので、定款でご確認ください。
建設業許可を新規で取った後、2度目の更新をしようとする時には任期を迎えるケースがほとんどでしょう。
取締役の任期を延長することを「重任」といいますが、その手続きは司法書士に依頼することになろうと存じます。
無事に重任の登記が完了するまでに、約1週間ほどかかります。
建設業許可の更新は許可満了日の1か月までに完了しなければなりません。
その意味でも、取締役の任期は建設業許可の更新において注意すべきなのです。